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第98回 神戸人類学研究会(2024年6月28日開催)


開催日時 2024年6月28日(金) 17:00-19:00
場所 神戸大学大学院国際文化学研究科 学術交流ルームⅡ(E棟4階 E411)
発表者①
前田彩希(神戸大学大学院国際文化学研究科)
タイトル
占い本を出版した「知識人」 ―インドネシア・ジャワのプリンボン出版史
要旨
占いや暦は出版と密接に結びついて変容し、近代以降も人々の関心を広く集める。インドネシア・ジャワでは、ジャワ暦を用いた占いを中心に呪術的知識をまとめた占い本プリンボン(primbon)が多数出回っている。本発表では、20世紀の出版文化の浸透や国民国家形成の中で、プリンボンが誰によってどのように出版されてきたのか、出版者が占いに関わる知識にどのような変容をもたらしたのかを明らかにする。そして近代における占いの担い手をインドネシアの知識人論をもとに考察し、今後の研究発展を提示する。

発表者②
何姍姍(神戸大学大学院国際文化学研究科)
タイトル
映画から見る中国における「猫の妖怪」の文化的位置づけについて―映画『空海KU KAI美しき王妃の謎』を例として
要旨
本研究は、現代中国において独自の妖怪が登場する映画『空海KU KAI美しき王妃の謎』を対象とし、この映画を通じて、中日の文化交流における妖怪の表象や意味に焦点を当てた分析を行う。これにより、映画が妖怪を通じて中日の文化をどのように結びつけ、表現しているかを深く理解することが期待される。しかし、映画はあくまでも文化表象の一つだけに過ぎず、本研究で取り上げる映画も妖怪映画のほんの一部である。現代中国の妖怪文化の全体象を掴むために、フィールド調査などで、民間の妖怪文化を把握する必要がある。本研究を通じて、その手がかりを与えることを期待している。

参加登録
https://forms.gle/Y8o6RBe6Txp2q2617
お問い合わせ
神戸人類学研究会
グエン・チャン・ディエウ・ヒュエン anthropologykobe[a]gmail.com

主催
神戸人類学研究会
共催
神戸大学国際文化学研究推進インスティテュート(Promis)